環境に良い紙やインキとは?SDGsを考えよう!

いつもご覧くださりありがとうございます。
大日印刷株式会社の藤田です。
今年もあと残すところ2週間になりましたね!本当に毎年毎年1年があっという間に過ぎてしまいます。あと残りわずかですが、2021年を駆け抜けましょう!
さて、テレビを見ているとよくSDGsについての話題が取り上げられていますよね。印刷会社として大日印刷もSDGsへの取り組みを非常に大切にしています。以前投稿したコラムでも弊社が行うSDGsについてお話させていただきました。前回の記事はこちらから→【 大日印刷が取り組むSDGsについてご紹介!
さらにインキや紙なども環境に配慮した材料を使うことが非常に重要だと考えています。では一体、環境に良い材料とは何があるのでしょうか?今回のコラムは環境に良い紙やインキのご紹介でございます!

環境にいい紙の種類とは?

①LIMEX

LIMEX(ライメックス)はTBM社が日本で自社開発・製造した、紙やプラスチックの代替となる新素材です。世界中に存在する石灰石を主原料とし、日本でも100%自給自足できる資源です。また、石灰石は無機物なので樹脂に比べて劣化しにくく、高効率だと言われています。資源問題の改善や環境保全、SDGsに貢献することができる素材となっています。耐水性・耐久性が高く、非常に丈夫な用紙です。そのため、屋外で使用したり水に濡れやすい環境などで使用するのに適しています。

②バナナペーパー


アフリカのザンビアで生産されたオーガニックバナナの茎の繊維に古紙またはFSC認証紙(森林認証パルプ)を加えた環境に配慮した紙です。今まで廃棄されるだけだったバナナ繊維を原料として使用し作られた「フェアトレード」の紙で、途上国の貧困問題と環境問題を解決したいという思いから生まれたそうです。触り心地はざらざらとしており、少し生成りのような色味のある独特な紙となっています。

③バガス(サトウキビペーパー)


サトウキビから砂糖やバイオマスエタノールを抽出した後に茎や葉などの大量の搾りかすが発生します。 この残ったかすのことを「バガス」と呼びます。植物繊維のため、木材同様に紙の原料と同じパルプとなります。耐油性があり、食品用の容器などにも最適です。土中や水中にも分解されやすいので、環境にも大変良いとされています。余談ですが、このバガスは紙にするほかにも「ウージパウダー」という食物繊維豊富な食用のパウダーにもなるそうです(ちょっと食べてみたいです!)

環境に配慮したインキの種類は?

①UVインキ

文字を見ただけだと「環境に悪そう」とイメージを抱かれるお客様も多いのですが、実はUVインキというのは石油系の溶液を使っていない為、VOCと呼ばれる有害物質が発生しないといわれています。しかし、乾燥のための電気消費は多くなります。

②ベジタブルインキ

ベジタブルオイルインキは再生可能な大豆油、ヤシ油、パーム油、アマニ油、桐油など植物から生産された油や使用済みてんぷら油などの廃食用油をリサイクルした再生油で作られたインキのことです。①紙とインキが分離しやすいので印刷物の再生紙利用が低コストで行える。②石油系のインキと比較して焼却時に大気汚染の原因となる成分の発生を抑えられる。③自然環境中に廃棄した際に土中や水中の微生物によって分解されやすくなり環境にやさしい。などのメリットがあります。ベジタブルインキも印刷物にマーク付与が出来ます。大日印刷ではベジタブルインキを使用しているので、環境に配慮した印刷物を作成したい方は一度是非営業担当などにご相談くださいませ!

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