弊社は積極的に環境負荷低減型の製品及びサービスの提供を行う事により、環境保全に貢献する企業団体として環境にやさしい生産活動に取り組んでいます。
持続可能な開発目標(SDGs Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
印刷会社が環境の為にできること
大日印刷は徹底した印刷の環境配慮ができている印刷工場にのみ与えられるGPマークを取得しております。
GPマーク認定工場は全国2万社を超える印刷会社のうち425社のみとなっております。
- GP認定は主としてSDGsの「目標12:持続可能な生産消費形態を確保する」に対応し、環境保全に関係する他の目標の実現に寄与します。
- GP認定工場への発注は事業活動に必要な印刷サービス・印刷製品の調達において、サプライチェーンを通じたSDGsの実現に寄与することとなります。
- 調達した印刷製品へのGPマークの表示は、SDGsに対する調達者の姿勢を示すことにもなり、「目標12:持続可能な生産消費形態を確保する」の具体的な取り組みともなります。
GP(グリーンプリンティング)認定制度とは
環境問題に対する社会的欲求が高まり、印刷産業も環境に配慮した製品づくりが求められています。そこで日本印刷産業連合会が、印刷産業界の環境自主基準「印刷サービスグリーン基準」を制定しました。GP認定制度は、本基準を達成した工場・事業所を認定、環境経営に積極的な印刷関連企業として推奨するとともに、同基準に適合した印刷製品にGPマークを表示することにより環境に配慮した印刷製品が広く普及することを目的としています。大日印刷は製造工程の環境配慮を全工程で行い、印刷資材の環境配慮が行えているとして、環境配慮度合別種類で2スターを獲得しております。(3スターが最高ランクです。)
環境省が認めているGP認定制度
国の発注基準であるグリーン購入法の特定調達品目「印刷」の基準のうち「印刷各工程の環境配慮」はGP認定基準の必須項目と同等になっています。環境省の「プレミアム基準策定ガイドライン」では、信頼できる業界団体一定基準を満たした業界団体による一定水準を満たした認証制度として本制度を取り上げ、事業者を選定する場合の基準設定例に「GP認定制度の認定工場(事業所)であること」と記載されています。
植物油インキ製品へのマーク表示を開始
印刷インキ工業連合会では、平成20年12月に植物油インキの定義および使用基準を定め、平成21年2月より植物油インキ製品へのマーク表示を開始しました。また、印刷物へのマーク表示についても当社は使用登録を受付けております。
植物油とは
再生産可能な大豆油、亜麻仁油、桐油、ヤシ油、パーム油等植物由来の油、及びそれらを主体とした廃食用油等をリサイクルした再生油です。
植物油インキとは
インキ中に含有する植物油、または植物油を原料としたエステルとの合計が、含有基準量以上のインキです。
※植物油アルキッドについては、油長(植物油成分含有量)とします。