高精細印刷とは?通常の印刷との違いを徹底比較!

ご覧いただきましてありがとうございます。
大日印刷株式会社の藤田です。
弊社のメールマガジンやHPをご覧いただいている皆様はご存知のことかもしれませんが、弊社は高精細印刷が得意な印刷会社でございます。「高精細印刷」と聞いたことはあるものの、実際の印刷と何が違うのか分からない方が多いのではないでしょうか。実際に私も印刷会社に入社してから初めて知った印刷の用語でした。
さて本日は、意外と知られていない「高精細印刷」について解説していきます!

印刷物にはスクリーン線数がある

スクリーン線数とは印刷の繊細さを表す数値のことで、1インチ(25.4mm)の中にいくつ線数があるかで印刷の繊細さが変わり、線数の数値が大きいほど印刷の細かな部分が表現できます。通常の印刷物は175線が多いのですが、弊社では240線を標準仕様としています。さらに細かな表現をさせたい場合(特に写真集や医学書、記念誌など)には、さらに高品質な仕上がりになる340線をお勧めしております。

印刷物に違いが出る?

175線だからと言って、印刷が見えにくいというわけではありません。上質紙やコート紙など、使いたい紙やどのような印刷を行うかによって適切な線数があります。紙に適した線数でないと文字がつぶれてしまったりするので、高精細印刷は印刷するのが難しいとも言われています。

左が175線で印刷したイメージ画像、右が340線で印刷したイメージ画像です。
(※実際の見え方とは異なりますのでご了承くださいませ。)
比較してみると、やはり340線の画像が滑らかに表現されているように感じませんか?

高精細印刷のメリット

高級感のある印刷物に最適

色が綺麗に表現されるので、車のカタログやお酒、ホテルのパンフレットなど様々な企業様の高級感を演出することが出来ます。パンフレット1冊でもブランディングに活かせ、通常の印刷では物足りない方にお勧めです。

モアレ・ロゼッタパターンの減少

今までの印刷ではよくモアレやロゼッタパターンという現象が起こってしまいがちでしたが、高精細印刷を用いることで減少させることが出来ます。

高精細印刷のデメリット

色の階調表現が難しく、線数が増えるほどドットゲインの量も高くなるので、印刷によってはのっぺりした印象になってしまいます。また、通常の印刷と比べると1インチに通せる線の数が多くなるので印刷物の色が濃く出る場合もあります。印刷が難しいので、高精細印刷が得意な印刷会社様にご依頼することも重要です。

まとめ

今回は意外と皆さまが知らない「高精細印刷」についてご紹介いたしました。高精細印刷はテレビでいうなら4K・8Kテレビと同じような高画質・高品質。日本酒でいうならば大吟醸といった高品質な印刷手法です。記念誌やパンフレットなど、あと少し高級感を出したい際には一度検討してみてはいかがでしょうか?

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