印刷会社が教える本の作り方講座~データの違い編~

ご覧いただきましてありがとうございます。
大日印刷株式会社の藤田でございます。
皆様はご自身で「本を作りたい!」と思われたことがありますか?私の友人は創作意欲の高い人間が多く、よく本を作りたいのだけど・・・とこっそり相談をいただくことがあります。かくいう私も印刷会社に勤めてから初めて「中綴じ」「無線綴じ」の違いを知りました。本日は本づくりが初めての人でも間違いなく安心な冊子の作り方講座~データの違い編~です!お時間ある際にご覧くださいませ。

完全データ入稿ってなに?

データ入稿とはその名前の通り、データを印刷会社に送ることを表しています。データ入稿はWordやPowerPoint等なんでもいいわけではなく、印刷に適したデータでご入稿いただく必要があります。先述のWordやPowerPointでももちろん冊子は作れますが、大体の印刷会社では「データ変換費」が必要になります。
もし、少しでも費用を抑えたい等ご希望がございましたらご自身でデータを印刷に適したデータ(PDF)に変換していただくことをお勧めします。お見積りの際に、完全データ入稿(支給)想定、と記載がある場合はお客様にてデータを整えなければ印刷できない会社もありますので、確認は必須です。

印刷用のPDF規格があるって知ってました?

さてそんなPDFですが、印刷会社で推奨するPDFデータがございます。「PDF/X1-a」と「PDF/X-4」の2種類あり、特徴を下記にまとめてみました!

PDF/X1-aとは

PDF/X1-aは主に「CMYK(4色フルカラー)+特色カラー」「フォントが埋め込まれている」「透明情報を含まない」という特徴があります。少し前までは、『印刷用のPDFといえばPDF/X1-a』と考えられていました。現在でも問題なく使用できるので、PDF/X1-aでデータ入稿されるお客様もいらっしゃいます。

PDF/X-4とは

PDF/X4は主に「PDF/X1-aと違いRGBカラーも含む」「フォントが埋め込まれている」「透明情報を含む」といった特徴があります。現在ではRIP技術(DTPソフトで作ったデータを印刷機で印刷できるようにスクリーン処理(網点化)をする作業)が発達したことで透明情報をそのまま処理することが可能になったため、「PDF/X-4」を使用する人が多くなりました。大日印刷でも基本的にPDF/X-4を使用しています。

制作からの注意点

「PDF/X1-a」を使用する場合、データによりますが容量が重くなってしまいがちで、PDFをビューワー等で開く際もなかなか開かないそうです。「PDF/X-4」はデータが比較的軽くはなりますが、デフォルトの設定では「カラー変更なし」となっているので、印刷時には色が想像したものと違う色にならないよう、RGBが含まれていないか注意しておく必要があります。

まとめ

今回はよく聞かれる「データ入稿」に関してのコラムでした。次回はより深掘りした「トンボの付け方」などをお届けいたします。弊社では上記のデータ以外のご入稿もご対応可能です。気負わずにお気軽にご相談くださいね!

ページトップ