色校正の種類とその重要性とは・・・?

いつもお世話になっております。
大日印刷株式会社の藤田です。
毎日本当に暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか?私は今年になって初めてハンディファンを購入しました。早速ヘビーローテーションしているのですが、かなり涼しいのでもっと早く買っておけばよかったなと思っているこの頃です。
さて本日のコラム、内容は「校正」についてです。

そもそも校正って?

校正は文字やデザイン、色などの修正や体裁を整えることを言います。校正とひとことで言ってもかなり範囲は幅広く、文字の表記ゆれや誤植を修正する「文字校正」や印刷される色が問題ないか確認する「色校正」など挙げられます。
校正を行わずに印刷をすることもありますが、その際はそのまま印刷に進行してしまうので納品されてから誤植に気づいたり、思っている色と違うケースも少なくありません。大日印刷ではお客様のご要望がない限り色校正や文字校正等を行わないようにしていますが、内容をしっかり作り込みたい!と思っている場合は校正を印刷会社にお願いする方法がお勧めです。

色校正には種類がある

色校正の中にはいくつか種類があります。大日印刷では「本機校正」「簡易校正」「インクジェット校正」の3種類対応可能です。

本機校正


実際に納品するものと全く同じ環境(紙や使用するインクも全く同じものを使用)で校正を行う方法です。そのため、オフセット印刷で制作する場合はオフセットでの校正になり金額面がかなり高くなることがデメリットとして挙げられます。その分、色にかなりこだわりたい場合や、以前失敗して困った内容の印刷物の場合は色の再現性が非常に高いのでお勧めです。大日印刷でも図録記念誌などの高品質な仕上がりを求められている場合は本機校正を検討してみてもよいかもしれません。

簡易校正


オンデマンド印刷機で印刷する色校正の方法です。実際の印刷物と全く同じではないのですが、遜色ない仕上がりになります。ひとまずどんな仕上りになるのか確認したい・大きく見当がズレなければよいという場合はこの簡易校正が一番コストもかかりません。

インクジェット校正

インクジェットプリンターで行う校正方法です。メリットとしては、印刷物とほぼ同じ仕上りで印刷ができ、かつ版を作成する必要がないため比較的低コストになります。デメリットとしてはインクジェット専用の紙とインクを使用するため、実際に作成する紙で校正を行うことが出来ないうえ、色の再現性も弱い部分があります。また、片面しか印刷ができないためチラシやポスター等の校正には向いているものの、冊子などの色校正には不向きな面があります。

予算や仕上りによって使い分けよう!

このように校正には様々なメリット・デメリットがあります。印刷物を発注する際はどのような仕上がりにしたいかを印刷会社と相談するのが良いでしょう。もっと知りたい!や仕上りにこだわっていて困っている等のご相談がありましたら、是非とも大日印刷にご相談くださいね!

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