グリーンプリンティングって何?

いつもお世話になっております。大日印刷の藤田でございます。
弊社のニュースページでもお伝えさせていただきましたが、2023年度も「グリーンプリンティング認証」をいただくことができました。
印刷会社にお勤めの方でも耳にすることがなかったりする「グリーンプリンティングマーク(通称:GPマーク)」ですが、認証をいただくのはなかなかハードルが高いようです。
GPマークは環境に配慮した工場や事業所に送られる認証で、SDGsに貢献している会社に与えられるものです。2023年現在、印刷会社は2万7千社ほどあるのですが、その中でGPマークを取得している印刷会社は約450社のみとなっています。認知度もあまり高くない認証になりますが、今回はグリーンプリンティングについてご紹介いたします!

グリーンプリンティングの歴史

2001年に循環型社会形成推進法やグリーン購入法が施行され、世の中もエコに関する関心が徐々に高まり、なおかつ製品・サービスに対しても環境に配慮するよう社会的要求が求められるようになりました。
そこで日本印刷産業連合会が2001年に印刷産業界の環境自主基準【日印産連「印刷サービス」グリーン基準】を制定したそうです。さらに2006年にさらなる印刷業界の高レベルな環境保全活動を推進するため、印刷工場と印刷製品の環境配慮をすすめるグリーンプリンティング認定制度を創設したのだそうです。

普通の印刷と何が違う?

通常の印刷で使っているインクとちがい、植物由来のインクを使用したり、用紙も古紙が配合されている用紙での印刷か可能です。大日印刷では「ベジタブルオイルインク」を使用しており、このインクは大豆油などを使用した植物性のものです。グリーンプリンティングの認証を受けているからほかの印刷会社よりも金額が高くなる、ということはありませんので一度金額を見てみたい!という方は近くの弊社営業担当にご相談くださいね!

1度取って終わり、ではない?!

環境に配慮した印刷会社というアピールができるこの「グリーンプリンティング」ですが、実は1度取ればOK!なものではなく、3年に1度審査が行われます。(先日東京営業所にも更新のためご来社いただきました。)そこでグリーンプリンティング認証の基準が満たせていないと更新ができないため、常に環境への配慮がなければ認定がいただけないものになっています。そう思うと中々貴重な認証だと思いませんか?

FSC認証との違い

お客様へご説明する際によく「FSC認証と同じようなもの?」とご質問をいただきます。結論から言うと「FSC認証」と「グリーンプリンティング認証」は全く別物です。
どちらも環境に配慮しているのはもちろんなのですが、FSC認証は「計画的に伐採した木材を使用し、きちんと管理されたFSC認証紙を使うために必要な認証」で、主に印刷に使用する用紙に対して与えられます。(※実は大日印刷のご協力会社様でも対応可能です。)
それに対し「グリーンプリンティング認証」は制作から納品まですべてにおいて環境に配慮した工場に与えられる認証です。例えば、先述のベジタブルオイルインキを使用することのほか、印刷時の排水処理・輸送時の環境配慮等、お客様の手に届くまですべて環境に配慮されている工場や営業所にのみ認証が与えられます。そう思うとすごい認証ですよね・・・!官公庁様はもちろんのこと、一般の企業でも「エコ」や「SDGs」が注目されています。
社内でエコな活動ができない場合でも、印刷物からエコを見直してみませんか?
グリーンプリンティングについてもっと知りたい!や金額を見てみたい!などご希望がございましたらお気軽にご相談くださいませ。

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